「ずっと謝りたかったんだ…あれから俺、後悔ばかりだった…」


謝られたって今更だよ…


「もう何とも思ってないから…」


それだけ言うと私は 腕を払い、足早に翔子さんの元へ駆け寄った



足の痛さも忘れて…



「絢耶香待てって!足痛むのに無理すんな」



剛志さんは私の腕を持ち、足に負担がかからないように支えてくれた


「絢耶香 これ使って 無いよりはましでしょ?」


「大輝さん…ありがとうございます 凄く助かります」


大輝さんはいつの間に行ったのか、ハンカチを水で濡らしてきてくれていた