「すいません…
あの…少しの間だけでいいので、腕貸してもらってもいいですか?」


「あぁ いいよ 痛かったら言えよ?」


「剛志だけズル~い しかもさっき、どさくさに紛れて絢耶香って呼び捨てにしてたし」


「二人とも、ケンカしないで下さい
大輝さん、呼び捨てで呼んでもらっても構わないですよ?」


「マジで?やったぁ」


「ガキかお前は…」


大輝さんと剛志さんのやり取りを聞いてる内に さっきのイライラは何処かに飛んでいた


翔子さんはまだ電話が終わらないみたい


近づこうと思って歩いていく


「ちょ 待て!!」



声と一緒に腕を掴まれた



誰?と思って、顔をみたら



え・・・?