「河田さぁ~ん 痛かったぁ」


あろう事かその女性は、転ぶ寸前に助けてくれたであろう男に腕を絡め、甘ったるい声をだしたのだ



ブチ!!!!



「ちょっとあんた!酔ってるのかもしれないけどね、こっちはあんたにぶつかってこられて倒れたのよ!まず 謝るべきなんじゃないの?
それを謝りもせずに、ベタベタベタベタ男に媚びやがって!あんたらもあんたらよ!二人を冷やかす前に友達なら注意しろよ!いい歳して、あんたらは礼儀もしらないわけ!」


一気にまくし立ててやった


「絢耶香ちゃ~ん ってどうしたの?」


「足をちょっとくじいただけなので大丈夫です…それより、大輝さんに剛志さん、翔子さんとこ行きましょ?」


「絢耶香ほら 立てるか?」


「あ ありがとうございます」