「じゃあ、俺が送ってくわ」

そういったのは未来翔だ。

「いいよ。1人で帰れるよ?」
「俺が送りたいだけ」
「大丈夫か?莉央」
「玲於…大丈夫だよ。未来翔に送ってってもらうから。」
「帰り道一緒じゃん。俺が送ってくけど?」
「大丈夫だから!」
「ど、どうした?」
「あ…ほんとに大丈夫だからごめん」
「俺の方こそなんかごめん」
「玲於は悪くないの。今日はちょっと寄り道してくから。華帆を送ってあげて?」
「わかった。気をつけて帰れよ?」
「うん。またあしたね!」
「おう」

もうダメだ。涙かあふれそう…

「泣いていいよ。俺がいるから」
「うん…ありがとう。未来翔 う、うわぁぁん」

未来翔がいてくれたおかげでいっぱい泣けた。
本当に感謝しかないよ…

「未来翔は、気づいてたの?」
「莉央が玲於のこと好きだってこと?」
「うん。」
「まぁな。何年幼なじみやってると思ってるんだよ笑」
「そうだね。諦めるしかないのかなぁ」
「なんで?告ってもないのに」
「だって振られるもん」
「そうかもしれないけど、お前がスッキリ
しないんじゃないの?」
「…」
「当たって砕けろだよ。な?」
「うん。そうだよね」
「おう!」
「ありがとう未来翔。元気でた気がする」
「またいつでも相談のるからな」
「うん。ありがとう」

本当にありがとう。
未来翔は最高の幼なじみだよ。