「りょうちゃん、フリーのお客さんついて」
今日もボーイにそう言われ席につく。
「こんばんわ、りょうです」
「あーー!!若い子きたきた!!きみ、アンダーでしょう〜」
かなり酔っ払っている1人が席に着くなり絡んできた。
「え〜違いますよぉ〜18歳です〜」
相手のテンションに合わせて今日も同じような会話を始めた。
アンダーと言うのは18歳以下の子のことで、地元では私の働くお店はアンダー、つまり18歳以下を雇っているということが有名だった。
大体の人はそれを知ってて来る人ばかりだったけど、一応18歳と必ず言うことになっている。お店自体もキャバクラと言うよりはスナックのような小ささでお給料もドリンクで稼ぐような所だった。
だから毎日みんな必死で飲んでいたし私もそうしていた。