「まなっ!帰ろー」 チャイムと同時に聞こえてくる雅の声。毎日毎日、帰る準備早過ぎ!! って、言うのは置いといて。 「雅〜・・・今日からしばらく先に帰って。」 「なんで!?」 ・・・そんな子犬みたいな顔しないでよ〜。 「昨日、雅と電話してるの、陸ちゃ・・・田辺先生にばれちゃって。しばらくは毎日居残りだって。」 雅も少しは悪いんだぞっというのには触れずに、ごめんね、といい私は総合ルームに向かった。