「みのり、晴のこと好きでしょ?」

私の問いかけにみのりは、一瞬固まり数秒後に、ぼん!と顔が赤くなった。

「え!?蓮花ちゃんいきなりどうしたの?」

「やっぱり好きなんだー!へ〜」

「え、あのーえっとー…」

分かりやすく動揺するみのり。

めちゃくちゃ可愛いやん。なにこの可愛さ。

「みのり、好きなんだよね?」

強く私がいうと、こくんと頷いた。

「中学から好きで…優しいし、努力家だから。頑張ってる姿がかっこよくて…」

恥ずかしそうに言うみのりは恋する女の子そのもので。

初めて見るみのりの姿だった。

中学からかぁ。そんな前からだったんだ。知らなかった。

「みのり、告白しないの?」

「えぇ!?ムリムリムリ!絶対フラれるよ!」

「なんでそう思うのよ。」

「だって…もっと明るい子の方が合うと思う。」

しゅんとなるみのり。可愛い。

なんか抱きしめたくなるな…

「みのりはいい子だよ。マジで。友達である私が保証するよ。それに…」