「林さん気分はどう?」

「大丈夫です!ちょっと調子乗りすぎましたね」

「そう。じゃあ、朝野さんは教室に戻りましょうか、授業始まるみたいだし。」

そうそう大丈夫だから!と私も強く言い半ば強引にみのりを教室に帰らせた。

「で、本当は寝不足じゃないんでしょ?」

先生に言われてぎくっとする。

先生は、私の病気のことを担任の先生から聞いているらしい。

もしもの時のために。

「実は、薬に頼りっぱなしなんです。最近。その副作用かと思います。寝不足っていうのも嘘じゃないですけど。」