こんにちわ、私は近藤ハナ。さちの木中学校に通う3年生です。受験生。両親は海外で医者をやってて、お姉ちゃんも海外で医者をやってるらしい。かなり離れたお姉ちゃんだから、あったことを覚えてない、、お兄ちゃん(お兄)は、日本で医者をやっていて私の主治医でもある。私の主治医っていうのは、、、私、結構酷い貧血持ちでよく倒れたり体調崩すことが多いの。だから1番近いお兄が主治医なわけ。でも私は一人暮らししてて、そこをお兄に心配されてるんだけどね。後、まだ結構小さい妹がいて、生まれた時から弱いからずっと入院生活を送っている。お兄も忙しいし、両親は海外にいるから必然的にハナがお世話をしている。
朝
「んん......はぁ、」
私は毎朝始発に間に合う時間に起きる。
妹が入院していて、お兄が働いている病院へ行くためだ。
ベッドから起き上がろうとして立った瞬間
(クラッ)
「ウッッ、、」
立ちくらみだ。確かに連日勉強と看病におわれていたらそりゃあこうなってしまうだろう。しょうがないこれが私に課せられた使命なんだから。
電車に揺られて1時間。何とか間に合った始発の電車はガラガラで良かった。
「お兄、」
「おう!おはよぉハナ。」
「おはよ」
「ハナ?なんか顔色悪くない?」
「大丈夫だってば。そんなにジロジロ見ないでよ。
」
「そうか、ならいいんだけど。無理すんなよ。」
ガラガラ、、、、、
「お姉ちゃん!!!」
「おはよ。元気いいねぇ。ほな、学校行ってくるね。いい子にしてるんだよ。なんかあったらお兄に言いなね。」
「分かった!じゃあね、ばいばーい」
こんな感じで毎朝始発に乗って、毎日学校終わったら寄っている。
「おはよ。」
(んーー、、なんかやっぱり今日酷くなりそうな予感。お兄に言えばよかった、、)
「ハナーー!おっはよん!」
「ん、おはよ、ナツ。」
この子はナツ。私の親友。そして私のことをよくわかっている唯一の人。
「なんか顔色悪くない?」
「ん??あ、いや、、そんなことないよ!元気元気!!!」
「なら、いいんだけど。気分悪くなったら言ってよ?」
「ありがと。」
3時間目終わり
(んーーーそろそろやばいかも。)
「、、ナ!ハナ!」
「ん??あ、ナツ。」
「ん??あ、ナツ、じゃないよ!次体育だよ?って大丈夫??顔真っ青だけど。」
「ん?大丈夫大丈夫。だと思う。」
「何よ大丈夫だと思うって。はい!保健室行くよ!」
「ん、ありがと。」
「ほらね、、、はい、行くよ。」
「ナツ、体育は?遅れちゃうよ、、、」
「いいのいいの!!病人は黙ってついてきなさい!」
「ありがと。」
「立って。」
と、立ち上がった時、
クラッッッッ、、、
倒れてしまった。
「おっと。ごめんよ」
ナツはそう言って私のおでこを触った。
「熱っ、ハナ、ちょっとまってて。詩織ちゃん呼んでくるから。」
詩織ちゃんとは、この学校の保健室の先生。ちなみにお兄の彼女。
バタバタッッッ、、、、ガラッッ
「詩織ちゃんこっち!!」
「はいはい。ほんとね、ナツちゃん、まさに電話してくれる?」
ちなみにまさとはお兄。