学校へ行く支度を終えた私は、始業時間には早いが、施設を出る。



学校に着き、誰もいない教室に入る。
1人の教室は好きだ。静かで、何も考えずにいられる。

しかし30分後くらいにガラっとドアが開く。一時から急に早く来始めた須藤 蓮(すどう れん)だ。
蓮「おはよ」
そう声を掛けられたので
「おはよ」
と、少しぶっきらぼうに挨拶する。

その後の静寂...。毎日気まずいのだが、何故か毎日早く来る須藤蓮。なんでだろと思いながらも、私は机に突っ伏し、会話は受け付けない姿勢をとる。