「転勤?!」
反り返るように首まで浴槽に浸かってた桜は慌てて起き上がった。
「まだ決まったわけではないけど、そう言う話も出てるみたいで…。」
「またなんでお姉ちゃんなの?」

私は松川さんが今朝してくれた話を桜にもして、自分でもまだ決断できないと言うことを話した。