部活が終わり家に帰ってからも彼のことが頭から離れなかった。心の中で接点があればいいなーなんて考えていた。

彩波「ねー!ねー!昨日の恋落ちみた!?
ちょーキュンキュンしたよ!!!彩波も
あんな恋愛したいわぁーしたいって
花聞いてる!?」

花「あっ、ごめんごめん、考え事してて」

彩波「花昨日の部活終わりからずっとこう
なの、どーにかしてよ陽ー」

陽「えー僕に言われたって…」

彩波「一応幼馴染でしょ?なんか知らない
の?」

陽「何かって?」

彩波「花があーなってるはりゆう!」

陽「う〜ん、わかんない」

彩波「わかんないかー直接聞くか!」

彩波が近づいてきた。

彩波「はーな!どーしたの!なんでそんな
テンション低いの辛いことあった?」

花「実はね昨日の男の子が忘れられなくて」

彩波「昨日の?新入部員の?」

花「そう。すごい顔が整ってた子。神山誠」

彩波「あ〜いたね、確かにまぁ、まぁだね」

花「まぁまぁなんかじゃないよ!あれはい
ケメンだね。うん。イケメンだ。」

彩波「そーかな?彩波にはわかんないわ
とりあえず辛いことはないんだね?」

花「ないない!心配かけちゃってごめんね」

彩波「それなら良かったよ!笑笑」




今日もいつも通りの練習が始まった。
1年生は別の場所で基礎練をしている。
3年生が時々練習を見に行ってるが私は
自分のことで精一杯だ。

花「よし!今日も50本!頑張るぞ!」

気合いを入れて射場に向かっていると陽と誰かが話しているのが見えた。
ん?あれってもしかして!うん、絶対間違えない!
神山誠だ!!え?なに?仲良いの?

花「ちょっと陽!今の子!もー後輩と仲良
くなっちゃって〜!」

陽「あぁ、誠は違うよ、塾で一緒なんだ」

花「え!そーなんだ!いいなー」

陽「あ、じゃぁさ来週の土曜、誠と遊びに
行くけど来る?後輩と仲良くなりたい
だろ?」

花「え!良いの!?行く行く!」

やったーー来週の土曜日!何がなんでも行く!こんなに早く接点もてるとは、
でかしたぞ陽〜!
よし!部活も恋愛も頑張るぞーー!!!
春川花14歳!青春しまーーーす!