私は明さんの言われた時間に広間で待ってい た。
美花「なんで私一人なんだろ……」
独り言も寂しく思えた……
なんか……変に緊張する……うう……
スー……襖の開く音がした。
美花「明さん、皆さんどこに……春樹さん、広さん?」
広「よ!」
美花「……」
なんか気まずいな……前のこともあって……顔が見れない
広「何お前、だんまりか?〜笑」
美花「え、そういうわけじゃないけど……」
春樹「お前こんな時にちゃかすな」
広「笑笑……美花今日広間に誰もいねぇのはお前にある事を伝えるためにみんなには下がってもらった」
美花「……」
先程の広さんは真剣に話し始めた
春樹「美花、俺達の話しちょっときいてかんねぇ?」
美花「はい」
広「昔女に興味を持たず、仲間を大切にするやつが二人いた。そんなそいつら1人の女が現れた。負けず嫌いで、誰にも弱音を吐かねえ、けど……たまに無邪気で可愛い女が2人に近ずいた。」
春樹「二人はしらず知らずのうちにその女を好きになった。それは無意識に。けれど叶わない恋だった、女には他に先な人ができて、いつの間にか付き合っていた。二人はその女の男に、嫉妬、怒り、憎しみ、そして、喜び……2人を祝福をしていた。」
……なんかこの話……
広「そして、その女は大好きな人との子供を2人産んだ、誰もが喜び、祝福し、愛した。二人は悲しみ、失恋、絶望、我慢が生まれていくようになった。」
これは……私だ……
私は……いつの間には涙を流していた。春樹さんも広さんも……
春樹「……好きで……好きでたまらない……」
広「けど思いを告げれば……関係が崩れる……」
美花「うう……はぁ……」
2人「そんな片思いをし続けた、2人がいました。」
美花「はぁ……ああ……」
広「けれど我慢は長くは続かず二人のあち1人は崩れることを覚悟で思いを……告げることに決めました。」
春樹「1人の覚悟を決めてもう1人も覚悟を決めました。」
美花「うう……あああ〜……」
組全員『……』(俺たちまでつれぇよそんな話……)
広「美花」
美花「……は……い……」
2人『俺は……美花が好きだ』
美花「あああ〜……うう……」
二人は私の答えを分かっていながら告白をしてくれている。2人の今までの思いはほんとに今になって伝わってきた。
美花「……ごめん……なさい……ごめんなさい……」
広「はは笑そんなのわかってる!だから覚悟を決めたんだろ笑」
美花「……2人の気持ちをいつの間にかもてあそんでここまで我慢して。覚悟を決めて思いを伝えてくれて……ありがとう……」
春樹「……」
美花「本当に……ありがとうございます。」