〜暁編〜


暁「美花、凛と稟斗を車に連れて行け、そしたらここに戻ってこい」



美花「分かった。凛、稟斗ちょっとだけ大人の話するから車に戻ろうか?潤さんいるから遊んでまってて?」



凛「…うん」




  美花は2人を車に連れて行くとすぐに戻って来た



暁「滝君、きみもこの部屋から遊び場に行ってくれるかい?大人の話になるから」




滝「分かった」




  ガラガラ〜




暁「…子供も居なくなった事だし、本題に入ろう、先生なぜ息子が滝君に手を上げたか理由は分かりますか?」




先生「ええ…」




美花「なんなんですか?」




先生「実は…」



美花「…滝くんのお母様稟斗が手を出したことは謝ります、けれど貴方のお子さんに私は謝って欲しい」




滝母「なっ!どうして!」




美花「ヤクザだからといってご自身の判断だけでご自分の息子さんに「近づくな」と言うのは辞めていただきたいです。そのせいで息子が起こったのですから、私は2人とも悪いと思います。」




滝母「くっ…ほ、本当のことをいって何が悪いの!組とかヤクザは人を殴る事しかないくせに…私は間違ったことなんて、パンッ!…?!」




   美花はツラツラと話す滝の母親を思いっきりビンタした




美花「私の事を何と言おうと構いません…でも私達の家族を組のみんなを侮辱する事はこの私が許しません‼︎貴方は本当のヤクザを見た事がないから話と情報でしか想像がつかないのよ!」




暁「…」




滝母「…」




美花「人を殴る事はいけない事だとは分かっています、ですがそれは消して遊んで喧嘩をしているわけではありません!貴方のように私達家族を侮辱する人たちがいるから喧嘩をするんです‼︎私達の家族は意味もなく喧嘩をする様な人達ではありません!」




滝母「んっ…」




美花「もう一度私の子供達に家族の悪口を言ったら次は許しませんから、それからもう謝罪もされたくないと今思ったのでこのまま帰ります。さようなら」




滝母「ち、ちょっと!待ちなさいよ!子供が怪我したのよ!」




暁「…慰謝料か?それならくれてやる、」



 滝母にばらまいた、簡単に金を出した事を驚き動きもしなかったが無視して部屋から出た




美花「なんなのあの母親〜みんなの事を悪く言うなんて!…」




暁「美花、お前の言葉であいつも少しは聞いてる、お前はもう何も気にするな」



美花「はい…」




滝「…あの!」



美花「?!キミ…滝くん?どうかしたの?」




滝「…稟斗に話があって…」




美花「いいわよ、笑」




   こいつ、母親よりおもわかりがいいな



潤「おかえり〜…その子は?」




稟斗「?!なんでお前がいんの?」




滝「…稟斗、さっきはお前達の家族の事悪くいってごめん!」




稟斗「え?…」



滝「さっき母さん達のはなしが気になってこっそり聞いたら俺の母さんめっちゃひどいこと言ってて…でも稟斗のお母さんはどっちも悪いって責めてくれて…俺その時、稟斗にすごいひどいこといったてきずいて…だから…ごめんなざい〜ヒック…ヒック…ほんとにごめんなざい…」



暁「稟斗、お前もちゃんとケジメつけろ」



稟斗「お父さん…僕家族の悪口言ったキミがすごく嫌いって思った、みんなの良いところもわかりもしないくせにって、でも手を出したのは僕だから…僕もごめんなさい…」




暁「上出来じゃねぇ〜か」




稟斗「?!…笑笑」



美花「ふふ笑」



凛「仲直りできて良かったね、稟斗」




稟斗「うん」



滝「明日また一緒に遊んでくれる?」




稟斗「いいよ」



滝「?!…それじゃあ明日な!笑」




暁「帰るぞ」




潤「はいはい笑」



暁「稟斗、かっこよかったぞ笑」



稟斗「ありがとう笑」




   時に友達と喧嘩をすることもある、けれどちゃんと仲直りすればみんなが幸せになる自分で学ばねぇとわかんねぇことだ笑




        暁END