〜双子編〜

凛「うう……ヒックヒック……」


凛斗「凛もっと早く走らないと!」


凛「だって、だって涙が止まらなくて……ヒック」


凛斗「家に帰らないと、お父さん……よ、呼ばなきゃ……ヒック……うう……」


凛『まま!!〜うぁぁ〜』


幹部「なんか子供の鳴き声しないか?」


幹部「確かに、」


幹部「行ってみよう」


幹部「…?!」


幹部「お嬢!若!」


凛『?!おじさん〜』


幹部「み、みんなに伝えてくる!」


幹部「おう!」


幹部「2人ともまず怪我がないか見るんで、」


凛「私たちよりままを!お母さん助けて」


幹部「え、」


凛斗「僕たちを助けるためにお母さんとおばちゃん2人が助けに来てくれたんだよ」


暁「…凛、凛斗それは本当なのか、」


凛「お父さん!」


2人は暁に思いっきり飛びついた、また、暁も2人を強く握りしめた


暁「お前達が無事でよかった…」


凛斗「でもお母さん達が…」


暁「場所はもうわかってる、すぐ助けに行く、お前らは家でみんなの帰りを待ってろ、いいな?」


凛「みんなで、みんなで!揃って帰ってきてね!じゃないと家に入れさせないからね!絶対だからね!」


暁「ああ…」


新「さっき話して通り半分は俺たちに来い!あと半分は家を守れ!」


組員『はい!』



凛「稟斗、お母さん無事だよね?」


稟斗「無事だよ、お母さんもおばさんたちも、みんなつよいよ」


凛「うん…」


  双子は震える手を握りしめて父親の後ろ姿をずっと見ていた


         双子END