美花「はぁ〜」
凛「お母さん……お腹すいた」
美花「あ、そうだよね、ごめんね」
凛斗「あ母さん、あそこにお店あるよ」
美花「ほんとだ、あそこで何か食べようか、財布もあるから好きなの食べていいよ」
凛「「やった!」」
カランカラン〜
男「いらっしゃいませ〜」
凛「凛、お母さんの隣〜」
凛斗「僕も」
凛「凛斗昨日お母さんと一緒に食べてたからダメ〜」
凛斗「そんなの関係ない」
凛「あるもん!」
美花「こらこら、お店で喧嘩しないの、人の迷惑でしょ」
凛「「うっ……ごめんなさい」」
男「注文は決まったかい?」
美花「2人とも決まった?」
凛「「うん!」」
美花「塩ラーメン大盛りで、チャーハンと餃子も、それから小皿2つお願いします。」
男「はいよ!」
美花「はぁ……」
本当だったら今頃みんなで海泳いでるのに……
?「……あんたそんな顔で食べてたら飯、美味しく食えねぇぞ」
美花「え、ごめんなさい……」
?「ガキ連れてただ事じゃねぇな、旦那と喧嘩でもしたんだろ?」
美花「どうしてそれを……」
?「ガキが一緒ってことは大抵そうだろ」
確かに
?「悩み聞いてやるよ、他人に話すとスッキリするって言うだろ?」
美花「……実は」
?「それは気の毒だな」
美花「はは……」
?「旦那さん今頃心配してんじゃね?」
美花「絶対に心配してると思います。」
凛「お母さん〜麺入れて〜」
美花「はいはい笑」
?「あんたの旦那なにやってんの?、」
美花「え。家で、デスクワークですかね。」
?「ふーん」
てか…誰?
?「そういえば俺名乗らずに悪い笑怪しいやつじゃねぇよ」
美花「はぁ…」
凛「お母さん稟斗の口の周り汚いみてみて笑」
美花「あらあら笑稟斗、口の周りふくからこっち向いて…」
?「…ほらこれで綺麗だ」
稟斗「ありがとう、お兄ちゃん」
美花「…」
今の仕草…暁さんに似てる
凛「お兄ちゃんパパとおんなじで無表情だ〜」
…我が子ながら思う事は一緒なのね
?「俺あんたの旦那に似てんの?」
美花「仕草だけですけど…」
?「ふーん笑」
なんかこの人楽しんでない?
?「俺と旦那今どっちが好き?」
美花「は?」
?「どっち?」
美花「当然旦那です!」
?「旦那愛されてるな」
美花「なにが言いたいんですか?」
?「夫婦って喧嘩すると話を聞いてくれた相手の事を考えちまうんだよ、だからもしあんたが俺って選んだらここであんたをさらうつもりだったよ笑」
美花「?!」
?「飯食ったら旦那ん所帰んな」
美花「…そうします笑」
凛「お母さん元気になった!」
美花「うん!お母さんもう元気だよ!」
凛「「やった!!」」
?「はは笑」
美花「あの、私帰ります」
?「あっそ、旦那と仲良くな」
美花「はい!」
お店を出て家に向かうと後ろから誰かに抱かれた
美花「?!」
凛「「?!あ!」」
?「美花……」
美花「暁さん…」
暁「どこ行ってた、すげー心配した」
美花「ごめんなさい…少し頭を冷やしたくて、あんな行動をとってしまって」
暁「出掛けることできなくて悪かった」
美花「?!」
美花「私こそ…私こそ、ごめんなさい、」
暁「お前泣き虫だな」
美花「それは暁さんの前だけです」
暁「そうか、」
それから少し話して、私達は手を繋ぎながら家に帰った
凛「パパ〜だっこ」
暁「…」
暁さんはなにも言わずに凛を抱っこした
稟斗「お母さんだっこ」
美花「いいよ〜」
可愛い
美花「…」
暁が知る限りまだみんなは探していると言ってた。
ガラガラ〜
美花「た、「「ただいま!!」?!」
二人ともなんでそんなに大きい声で、ただいまって言えるの〜
暁「…ぷッ」
美花「ちょっと?暁さん、今笑ました?」
暁「…笑ってねぇ」
美花「いいえ、笑いました、たしかに私は聞こえました」
暁「空耳だろ」
美花「なっ「「美花!!」」?!」