「空雷がお前に取り付いて


村の人達を殺したんだ。」



空雷が…取り付いた?


そっか…でも僕が殺したことに変わりはないんだ…


僕、このまま眠っていたい…


目覚めたくないよ…


「翔太!翔太!」


「頑張れよ!俺たち待ってるから!」


「翔太!頑張ってください!」


「翔太。戻ってこい。」


「翔太がいなくなったら寂しいだろ?」



みんな…


「翔太…いい仲間を持ったんだな。
もう心配する必要はねぇな!
頑張って生きろよ!」


空雷…?なんで?そんなこと言うの?


泣きそうな顔で…


「俺はみんなを殺すつもりはなかったんだ。
でも…村の奴らが翔太を殺すとか利用する
とかほざいてたんだ…
村のみんなが死んだ日。本当はお前が死ぬ予定だった。
でも俺は…耐えられなくて……」


空雷……


「発案者は…お前の父親だった…
母親も…承諾してた…
俺も言われたんだが許せなくってよ……
本当に悪かったな。」


空雷ありがとう!僕は空雷のおかげで……


空雷、もし良ければ一緒に生きようよ。

僕は空雷を恨んだことを後悔してる。

真実を知らなかったとはいえ、

ごめんなさい。


「翔太……でも俺は…殺したんだぞ?」


僕が一緒にいたいんだ。


「わかった。約束する。一緒にいるよ。」


本当!?ありがとう!!

「翔太、お前を待ってるヤツらがいるんだろう?早く行ってやれ!」


うん!またね!空雷。