私は先生からいろんな話をきいた。



昔親の仕事の都合で海外に行かないといけなくなったこと。

駿斗には挨拶に行ったけど、私に会ったら残りたくなるから会えなかったこと。

そこから私のお母さんと何回か電話をしたりしてた事。

私が身体が弱いのを知っていて、保健室の先生になったこと。

でも私が卒業すると同時に退職すること。

駿斗にはとっくに自分の正体がばれていたこと。

先生のアルバムを見ながらし話したりもた。


「そして最後二つ。華のお父さんの事と、俺の事。どっちから聞きたい??」


私の・・・お父さん。

なな兄がいなくなる三か月ほど前に、癌で亡くなったお父さん。


先生の事も気になるけど、今でも大好きなお父さんの話を聞きたいと思った。


「お父さんの話でお願いします。」