「いったぁ・・・」



起きたらそこは救護部屋だった。
起き上がろうとすると手が誰かに握られていることに気づく。

誰・・・・?


「華!起きたのか!」



「は、駿斗!なんで駿斗がここにいるの??」


ウソでしょ・・・?

今、外は結構暗くてちょっとだけ期待しちゃう。


「まさか、ずっといてくれたの?」



駿斗は一瞬迷ったような表情をして


「おぅ。」



と答える。


「美麗と用事あったんじゃないの??」


いまさっき話していたはずなのに。
まさかドタキャン??


「ばか。美麗とはなんもねーよ」


嘘みたい。


駿斗を見ると想いがな溢れそうにる。


「ねぇ駿斗…わたしやっぱり駿斗のこと好「華ちゃん大丈夫だったー?」


もう……みりとはいっつもタイミング悪い…

もはや呆れていると驚きの事実が判明する。


「いまさっきまで粕谷先生がずっと傍で看病してたんだ。俺、傍にいてあげられなくてさ。ごめんね。」


みりとがそうやって謝る。
みりとが謝ることないのに。だけど



「駿斗いまさっきの嘘なの??」



だからさっき迷ったような表情したの?



「ごめん。華。俺小野寺に呼ばれてたから_____」