それからというもの鬼ごっこは順調に進み、もう夕方の4時に。


「あと何組残ってるー??」


「後一組だなー。」


おー!!長かった長かった。

「黒崎美麗と永山魅吏人だねー。」




え?!美麗ちゃんとみりと!!



「なんかすごい心配になってきたんだけどー・・・・」



「一応連絡してみたら?」



そうだね。連絡してみよう!
















出ない。



え??ほんとに結構やばいんじゃないかな??


だって美麗ちゃんこういう勝負ごとに意外に真剣だし・・・


「ちょっと私探してくる!!」


「え、あ、行ってらっしゃーい。鬼はもう退散させる?」


「あーそうしよ!!」


りょーかーいって緩い返事をする小野寺くんの声は全く耳に入らないくらい、二人の事が心配。



「みりとー!!!美麗ちゃーん!!!」



何回も叫んでるけど返答はない。