駿斗side
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「先生チクるから」


俺は気づけばそう言っていた。


ずっと大好きだった華が、なな兄とつき合うとか俺が許さない。


俺はずっと傍にいたんだから。


「残念。先生達にチクっても無駄だよー?俺は保健室の先生って名目上はそうだけど、先生じゃないから!」



はぁ??


正直そんなの関係ない。


だって結局華とアイツの年齢差は5.6歳位だろ?


「七音!もういいから、ね?」


「華が言うなら許すけどー」



そう言ってアイツは華の頬にキスをする


「も、もう!皆の前は恥ずかしいよ…?」



そうやって照れる華を見てなんだか今までの気持ちがより一層高まる


みんなの前じゃなかったらそいつとたくさんイチャついてるの?



もう俺の思考はオーバーヒート、


わっかんねぇ。


今まで華のことほっといたくせに今更なんて。