「…?どー言うこと??」


私がそう聞くと、呆れたようにため息をついて

「やっぱりなんでもないから!それより、意地張るなよ。兄さんのとこ行ってこい。」


奏多……


「そ、そうだね。そうだよね!ありがとっ!またなんかお礼する!」



奏多はやっぱりと他の男の子違うなぁ…


「奏多のこと好きだったらもっと楽しかったかもしれないのに…」

私はそういったことに気づいて、口を塞ぐ

「え、今なんて」

「いや、なんにもないから!ご、ごめん!」


わ~…私何言ってんだろ!!

恥ずかしい思いさせちゃったよね



そうやって先生の元に戻ろうとする


「じゃ、ありがと!また後でねっ!」


先生に謝らないと…



「って…まって!!!」


「ん?」


奏多が私の肩を掴む


「俺にすればいいじゃん。」


オレニスレバイイジャン


「え、それってどういう…?」


奏多があぁあぁと言って自分の髪をくしゃくしゃと乱す

の怒らしちゃったかな?


「だから、俺の事好きになってよ。兄さんみたいに不安にさせないから」