………………。
なんでいつもいつも、俺が欲しい言葉をくれるんだろう。
昔の俺じゃなくて今の俺を見てくれてる。俺もそんな華のことが好き。
そう想ったら、何も言わずに華を抱き締めていた。
今度は先生や兄としてじゃなくて、1人の男として。
「っひゃ!先生っ!」
照れてる華も可愛いとか思いながらも、華から離れた。
そして俺は、ちゃんと華の目をみて
「俺は小野華のことが昔から大好きです。今から、もう1回付き合い直してくれますか…?」
「っ!お願いしますっ!!!!」
華はまた泣き出してしまったけど、今度は嬉し泣きと言って、華から俺に抱きついてきた。
ちょっとやばい。
理性が…
「華。やばくなる前に、華のお母さんに挨拶行こ。」
俺は理性と戦いながらそう言った。