そういう時間が過ぎていって、1年も経たないうちに華のお父さんの癌が発覚した。


俺は日に日に元気が無くなっていく華を見て、何かしてあげなきゃって思って


そこでシロツメクサのことを俺の両親と華の両親に教えてもらったんだ。


「七音くん。いつも来てくれてありがとうね」


華のお父さんはいっつも頭を撫でてくれたっけ。


「華とも遊んでくれて、今元気ないけど喜んでるわよ~??」


「そうなの?!七音は華ちゃんのこと好きだから嬉しいわね~!」


「七音、華ちゃんのことずっと好きって思うなら、シロツメクサを渡してあげなさい。」


言い出したのは俺の父さん。


「七音くんは、華のことずっと好きでいてくれるかな??」


多分華のお母さんは冗談で言ったと思う。だけど俺は、華と結婚する!って宣言したらしくってさ。