「っ・・・・・・」


『ちゃんと女性だと思ってるよ』


 その言葉に胸が熱くなった。

 
 恥ずかしい・・・・・・。


「あ、いや、いくら年が離れててもちゃんと女性だと思ってるってだけで、あ、これセクハラのつもりじゃないからね!? 別に俺は苗ちゃんに男として見られてるなんて思ってないしね!??!」


「・・・・・・・・・見てます」


「ん?」


 色々焦っている雅暉さんのTシャツを引っ張って歩いているのを止めてしまった。


 考えるよりも先に体が動いていた。