如月のバイトのメンバー八人全員ともう面識があった。
空さんは私たちの一つ年上だ。
数分すると全員が集まった。
雅暉さんと美舟さんも、料理の準備が一通り終わったところでこちらに出てきた。
いつものテーブルの配置を少し変えて真ん中に集め、椅子は端っこに並べられた。
各自で真ん中のテーブルから好きな食べ物を取り、椅子に座るなり立ったまま食べるなり、好きにしていいらしい。
「みんなー! お待たせ!! 今日は集まってくれてありがとうね。成人しているスタッフには僕からの差し入れで、ワインが数本あるよー! さ、各自で好きな飲み物入れてね! ジュースは苗ちゃんと陽十香ちんからです。ありがとー!!」