「おー! 陽十香ちん、苗ちゃん! いらっしゃい!!」


「こんばんは!!」


「こ、こんばんは・・・!」


 中にはバイトのメンバーがそろい始めていた。


 奥にいる雅暉さんと美舟さんは、二人で料理の準備をしていた。


「あ、空さん」


「ああ、苗ちゃんに陽十香ちゃん」


 空さんだ。


 なんだか空さんに会うのも久しぶりだな。


「空さん! 私たちジュース買ってきたんですけど、どこに置いてたらいいですかー?」


「ああ、ありがとう。そこの机の上に置いておいてくれる?」


「はい!!!」