……さ、最悪、だ……。

万里くんに、聞かれちゃった……。



「え……あ、あの……」



もっとちゃんとした言葉で伝えるはずだったのに……。



「ご、ごめんなさい……っ」

「ちょっと待って……桜!!」



私は呼び止める万里くんの言葉を無視して、逃げるように教室を飛び出した。





【試し読みはここまでになります!】