「すいません監督、こんな居酒屋で」
「いえいいですよ、僕ら若いときはみんなもっと安い立飲み屋でしたよ」
「明日は今日観て頂いた予選通過作品10本から1本が選ばれますね」
話している内容を聞くと、大城監督と一緒にいる男性も関係者のようだった。
「監督からご覧になって、今年の大賞の作品はどれになりますか?」
-カシャ、ビチャ!!-
シュウが興奮して思わずビールのグラスを倒してしまった。
その音に気付いた大城監督がこっちを見てきて、ケンタと一瞬目が合ったが、ケンタが会釈をすると大城監督の方から目を反らした。
(…兄ちゃん!!)
(ゴ、ゴメン)
しばらく間を置いて大城監督はゆっくりと答えた。
「…確か専門学生の清水シュウて子の作品が一番良かったですね。」
「いえいいですよ、僕ら若いときはみんなもっと安い立飲み屋でしたよ」
「明日は今日観て頂いた予選通過作品10本から1本が選ばれますね」
話している内容を聞くと、大城監督と一緒にいる男性も関係者のようだった。
「監督からご覧になって、今年の大賞の作品はどれになりますか?」
-カシャ、ビチャ!!-
シュウが興奮して思わずビールのグラスを倒してしまった。
その音に気付いた大城監督がこっちを見てきて、ケンタと一瞬目が合ったが、ケンタが会釈をすると大城監督の方から目を反らした。
(…兄ちゃん!!)
(ゴ、ゴメン)
しばらく間を置いて大城監督はゆっくりと答えた。
「…確か専門学生の清水シュウて子の作品が一番良かったですね。」