「もうイヤんなるよなー。」
上京から半年が経ち、今日はケンタとシュウのアルバイトの給料を出し合い、二人で居酒屋で飲んでいた。
「まぁそう言うなよ、また新しい曲を作ってオーディション受ければいいんだし」
「兄ちゃんはそう言うけどさー、もう20社もオーディション受けたのにダメだったもんさー」
ケンタはまだ慣れない酒を飲みすぎたせいでかなり顔が赤くなり、シュウに絡んでいた。
「大丈夫だって、ガンバってれば目をつけてくれる所もあるからさ」
「あれ?そういや兄ちゃんの自主制作映画の選考結果も明日出るんじゃないの?
明日が受賞会でしょ?」
「…うん、でも学生映画祭て言っても日本中から応募があるし、今回はムリだと思うよ」
「なんだよ兄ちゃんもダメかよー」
シュウは悪態をつくケンタを怒るでもなくニコニコと笑っていた、
が、
次の瞬間顔色が変わった-
「ケンタ静かにしろ」
上京から半年が経ち、今日はケンタとシュウのアルバイトの給料を出し合い、二人で居酒屋で飲んでいた。
「まぁそう言うなよ、また新しい曲を作ってオーディション受ければいいんだし」
「兄ちゃんはそう言うけどさー、もう20社もオーディション受けたのにダメだったもんさー」
ケンタはまだ慣れない酒を飲みすぎたせいでかなり顔が赤くなり、シュウに絡んでいた。
「大丈夫だって、ガンバってれば目をつけてくれる所もあるからさ」
「あれ?そういや兄ちゃんの自主制作映画の選考結果も明日出るんじゃないの?
明日が受賞会でしょ?」
「…うん、でも学生映画祭て言っても日本中から応募があるし、今回はムリだと思うよ」
「なんだよ兄ちゃんもダメかよー」
シュウは悪態をつくケンタを怒るでもなくニコニコと笑っていた、
が、
次の瞬間顔色が変わった-
「ケンタ静かにしろ」