池の清水の中、私は紅様のドレスを脱がせようとした。

「貴方の乙女のシンボルも大きいわね。」

「は……」私は慌てて必死で隠そうとした。

「漣は天使のように綺麗だよ。」

初めて言われた、綺麗と言う言葉。
二人は瞳を合わせた。
風が吹き、水面の上に漣漪が立つ。

炎暑を思わせるような強い光が射し、暖かい空気の中、この秘境で紅様の濡れ透けたドレスを脱ぎ、コルセットを外し、憧れと欲の狭間……

複雑な気持ちになった。

透けて見える乳房に、見えそうで見えない乳首。シュミーズとズロースを脱がせ、紅様は乱れた髪を掻き上げた。

その姿が完璧過ぎて、まるでウェヌスの全裸……

紅様は私のドレスのチャックを下ろし、娜な指先で背筋に添って上から滑り、肌が反応した。

「やっぱり、思ったより綺麗。少し黒い肌に水々しい身体、そして小さいお顔。」

「…っ!……」紅様は私の背中越しに鎖骨から胸元に滑らせてきた。

「あっ……」私は背中に擦る紅様の唇をぐっと堪え、弾力のある膨らみが背中に密着、無意識に頷いた。

「……っ……」
唇を噛み締め、紅様の手は私の僅かな理性を解きほぐそうとしている。

「んっ……」
紅様の手がそしゆっくりとズロース中に入り込み、太腿の根付けに伝わってきた。

「あっ……」人差し指と中指が広げ、太腿の内側の根付を擦りされて、腰が落ちそう……

思わず脚を閉じようと、残存な理性が解け、紅様の腕に落ちた。

今、この身体は紅様しか知らない……