俺、中田 和の幼馴染新澤 茜は俺の扱いがとてもひどい。
今日だってそうだ。
中学を卒業して、無事合格をした高校の入学式まであと1日。
っていうある日曜の昼。
当たり前のように俺の部屋に来て、ベットで寝てた俺を起こして、俺のベットで俺の漫画を読むアカネ。
そして仕方なくそのベットの前で携帯をいじる俺。
普通におかしいがこんなのはいつものことなので気にしないのが俺。
いちいち気にしてたらアカネと幼馴染なんてやってられない。
だけどその後、アカネの一言に、俺は耳を疑った。
「ねぇ、ナカタ??」
そういって俺の左耳に触れるアカネ。
「っうぉ!!なに急に!!」
漫画を読んでるもんだと思っていたアカネの突然の行動にたじろぐ。
そんな俺に気にも留めず耳たぶに触れるアカネ。
俺がそんなアカネの行動にドキドキしてるなんて多分みじんも思ってないんだろうな。