高2の夏、私はこのままではいけない。と思い、親に塾を個別に変えたいと相談して、塾の無料相談、塾見学をした。その塾は"自主性"を重視するもので、人に見られてないと勉強できない私にとてもぴったりな塾だと思い、ここに通うことを決めた。

初めて担当してくれた先生は、とても明るくて一緒にいて楽しい先生だった。

高2はまだ部活も現役バリバリで塾に行っても寝てしまうと考え、いつも家に直行していた。特別、塾が好きだったわけでもないし、必要最低限のことを行っているだけだった。

高2の3月、担当してくれていた先生が塾を辞めると言った。
実は人見知りの私は、新しい先生に変わるのがとても嫌でどうにかして残ってもらおうとしたが、無理だった。

「俺が思う、塾で優秀な先生を選んどいたから、大丈夫や!頑張れよ。」

そう言い残して先生は塾を辞めた。