目が覚めると、
「あ...。」
ミヨリの顔があった。
すやすやと寝息を立てている。
まあ、よく考えれば昨日の手前、
当たり前のことなのか。
でも、こんなこと今まで当たり前のことじゃなかった。
手を伸ばしたら、すぐにミヨリに届く。
頭を撫でると、うっすら目をあけて微笑んだ。
...。
ところで、
布団の中が鳥の巣みたいになってんだけど。
白い羽がいたるところに散りばめられ、彼女には立派な翼が生えている。
「ヒビキくん、小鳥の雛みたい。」
「おい...。俺が寝ている間に何をした。」
「あっためてあげてたよ。
具合は大丈夫?」
「え、ああ...そういえば。」
すっかり治ったみたいだ。
だるさどころか、少し高揚感がある。
やばい、
俺も調子に乗ってるかもしれない。
「朝飯食うか?」
「うんっ!お粥作ってあげるっ!」
「治ったから、もうお粥はいいんだけど。」
「あーんして食べさせてあげたいのっ!」
「...なるほど...。」
昨夜グサっと刺された感じをもう味わいたくはないので、俺は何も言わなかった。
というかそれはお粥限定でなくてもいいのでは。
やっぱりもう一日ぐらいこじらせたままの方が良かったのだろうか。
「あ...。」
ミヨリの顔があった。
すやすやと寝息を立てている。
まあ、よく考えれば昨日の手前、
当たり前のことなのか。
でも、こんなこと今まで当たり前のことじゃなかった。
手を伸ばしたら、すぐにミヨリに届く。
頭を撫でると、うっすら目をあけて微笑んだ。
...。
ところで、
布団の中が鳥の巣みたいになってんだけど。
白い羽がいたるところに散りばめられ、彼女には立派な翼が生えている。
「ヒビキくん、小鳥の雛みたい。」
「おい...。俺が寝ている間に何をした。」
「あっためてあげてたよ。
具合は大丈夫?」
「え、ああ...そういえば。」
すっかり治ったみたいだ。
だるさどころか、少し高揚感がある。
やばい、
俺も調子に乗ってるかもしれない。
「朝飯食うか?」
「うんっ!お粥作ってあげるっ!」
「治ったから、もうお粥はいいんだけど。」
「あーんして食べさせてあげたいのっ!」
「...なるほど...。」
昨夜グサっと刺された感じをもう味わいたくはないので、俺は何も言わなかった。
というかそれはお粥限定でなくてもいいのでは。
やっぱりもう一日ぐらいこじらせたままの方が良かったのだろうか。