「そう言えば 絵里ちゃん、結婚式も 堂々としていたわ。」

恭子ちゃんは、緊張の表情で言う。
 

「違うの。あれは パパと 腕を組んでいたから。やっと 歩けたのよ。」


絵里加が言うと 後ろで 絵里加のパパが 首を振る。


みんなの笑い声が 恭子ちゃんの 緊張を解いていく。
 

「そろそろお時間ですので。ご参列の方は チャペルにどうぞ。」

と係の人の案内に、みんなが 移動する。