退院した 絵里加と赤ちゃんが来て 賑やかで 明るい毎日になった。


由希が 学校から帰ると 小さな結子が、
 

「由希ちゃん おかえりなさい。」

と玄関に 出迎えてくれる。


まもなく 二才になる結子は 元気で いつも 機嫌が良い。
 

「結ちゃん ただいま。」


あまりの可愛さに 由希は カバンを置いて 結子を 抱き上げる。
 

「淳ちゃんね さっき泣いたの。」

由希の肩に 手をかけて 結子は お話しを してくれる。
 

「淳ちゃん なんで泣いたの?」

結子の目を見て 由希が問いかけると、
 

「淳ちゃん お腹空いたの。それで エーンしたの。」

と結子は可愛く答える。


結子を抱いたまま リビングに 入って行くと 淳子を抱いた絵里加がいた。


由希は、プッと吹き出して、