ずっと病院にいた 絵里加のママから 連絡をもらって 由希は 歓声を上げる。
 

「今日は 見に行かない方が いいのかな。」

すぐにでも 駆けつけたいけれど 迷惑かもしれないと思い 由希は聞いてみる。
 

「パパと壮君も 帰りに寄るから。由希ちゃんも いらっしゃい。赤ちゃんは 抱けないけれど、絵里ちゃんには 少し会えるから。」


と優しく言ってくれた。


お祖母様達や 恭子ちゃんと一緒に 病院に行くと 絵里加のパパ達は もう着いていた。
 


翔君の病院の ゆったりした個室で 絵里加は 柔らかい笑顔で 横になっていた。
 

「二人目って 本当に楽なのね。あっと言う間に産まれちゃって。体力消耗していないから、もう起きたいくらいよ。」


絵里加が言って みんなを驚かせる。