二人目の出産を 迎えた絵里加は とても落ち着いていた。

昼過ぎ 軽い陣痛を 感じた絵里加は 両方の母に 連絡をした。


すぐに駆け付けた 健吾の母に 結子を預けて 絵里加の母と 病院に向かう。
 


「多分 産まれるのは 夜中だから。ケンケン 定時まで仕事してね。」

絵里加の連絡で すぐにでも 病院に来そうな健吾を そう言って引き留めた。