だって、伊織様だって、『ロボットの分際で俺様にたてつくのか…?』って言ってたのに、どうして今更言うんだろう。







「だからもう言うなよ」







「いえ、ワタシは本当に格下なので」







「は?」







鋭い目線で睨まれるけれど、気づかないフリをして洗濯物を畳み続ける。







「だからワタシには『たてつく』権利なんて——」







「お前って、根っからの馬鹿?」







そう言って伊織様はグイッと顔を近づけてくる。







え? 何? 何?