「え、だって…」







「俺はさ、そういうふうに言われるとロボットは人間より格下って言われてるみたいでいやだ」







え……?







拗ねた(すねた)ように口を尖らせてそう言う伊織様は、なんだか急に子供に見えた。







だって、本当に格下なんだから、そう言うのは仕方ないでしょう?






ワタシはロボット。






だから人間サマには逆らえない。






それも当たり前。






なのになんで今更そんなこと言うの…?