こんな昔のこと思い出して…なんなんだろう。思い出したところで帰っては来ないのに、ね。
今日は休日でゴロゴロしていた時、凛から来た突然の一本の電話。
「彩愛っ!聞いてっ!」
もしもしも言わずに慌てた声の凛、「どうしたの?」と聞こうと思ったら驚きの一言が返って来た。
「片瀬先生が帰ってくるかもしれない」
え…?千秋が…
「片瀬先生が、先生として」
私がそう考えてるうちに電話は切れていた。
でも、来てくれないってことは私のことなんて忘れちゃったのかな…
もしかしたら、私より素敵な人がいて私なんか忘れて付き合ってるんじゃないかな…
千秋の嘘つき…約束したじゃん。