白く大きめな皿にいちごのショートケーキやピンクのマカロン、小さめなガトーショコラやフルーツなどが上品良く乗せられて周りには生花が飾られている。Happybirthday! ERINAとチョコでデコレーションしてある。何とも華やかで可愛らしい。
「専用ラウンジにも行きたかったけど、食事の後は二人で過ごしたかったから…」
「バースデープレートまでお部屋に届くなんて、本物のお姫様みたいです!」
感激し過ぎて、自分でも何を言っているのか混乱中。そんな中、一颯さんは……
「どうぞ、お姫様、こちらにおかけ下さいませ」
と言った。夜景が見えるソファーにエスコートされて、腰を降ろす。
「お姫様は紅茶で宜しいでしょうか?」
「はい、紅茶を頂きます」
バースデープレートと一緒に届いたポットの紅茶をカップに注いで出された。その後に隣に座った一颯さんと目が合って、お互いに笑い出した。
「一颯さんの執事、もっと見たいです」
「悪ふざけはもう終わりにする……」
思いの外、一颯さんが執事みたいな口振りをするから、おねだりしたくなった。一颯さんは我に返ったみたいで、顔が赤くなる。
バースデープレートを食べる前に写真を撮らせてもらい、紅茶を一口含んでから食べ始めた。フレンチは美味しかったのだが、お腹が満たされるよりも心が満たされた感が強く、甘い物が何よりも嬉しかった。一颯さんがガトーショコラだけ食べたいと言ったので、フォークで掬い口に運んであげた。
「専用ラウンジにも行きたかったけど、食事の後は二人で過ごしたかったから…」
「バースデープレートまでお部屋に届くなんて、本物のお姫様みたいです!」
感激し過ぎて、自分でも何を言っているのか混乱中。そんな中、一颯さんは……
「どうぞ、お姫様、こちらにおかけ下さいませ」
と言った。夜景が見えるソファーにエスコートされて、腰を降ろす。
「お姫様は紅茶で宜しいでしょうか?」
「はい、紅茶を頂きます」
バースデープレートと一緒に届いたポットの紅茶をカップに注いで出された。その後に隣に座った一颯さんと目が合って、お互いに笑い出した。
「一颯さんの執事、もっと見たいです」
「悪ふざけはもう終わりにする……」
思いの外、一颯さんが執事みたいな口振りをするから、おねだりしたくなった。一颯さんは我に返ったみたいで、顔が赤くなる。
バースデープレートを食べる前に写真を撮らせてもらい、紅茶を一口含んでから食べ始めた。フレンチは美味しかったのだが、お腹が満たされるよりも心が満たされた感が強く、甘い物が何よりも嬉しかった。一颯さんがガトーショコラだけ食べたいと言ったので、フォークで掬い口に運んであげた。