コンビニから出ると入口の隣で深くニット帽を被りながらタバコを吸っている男の人が目に入った。
「うーん・・・わかってるわ。うん、うん、売れる曲やろ?」
「・・・・・・・・・・。」
顔が見えなくてもすぐにわかってしまった。世界で1番1番愛しい人。
「あーわかったわかった。んじゃまたな。」
電話を切りその人があたしに近づいてくる。正確にはコンビニの入口に近づいてくる。
溢れる涙が止まらずにポロポロと流れてしまった。
手に握っていたコンビニの袋がばさっと音を立てて落ちた。
「・・・・ん?」
コンビニの袋が落ちた事に気づいたその人は、あたしの涙にも気づいたようで
少し微笑みながら手を伸ばしてきた。
「どうしたん?お腹痛いん?」
「ひ・・・・・・・・ヒロォ・・・・・ッ」
愛しくて愛しくて、近づきたくても近づけなかったあの人が、
あたしの流れる涙を拭いてくれた。
雑誌やライブでは見れない5年前と同じ笑顔であたしを見てくれた。
「うーん・・・わかってるわ。うん、うん、売れる曲やろ?」
「・・・・・・・・・・。」
顔が見えなくてもすぐにわかってしまった。世界で1番1番愛しい人。
「あーわかったわかった。んじゃまたな。」
電話を切りその人があたしに近づいてくる。正確にはコンビニの入口に近づいてくる。
溢れる涙が止まらずにポロポロと流れてしまった。
手に握っていたコンビニの袋がばさっと音を立てて落ちた。
「・・・・ん?」
コンビニの袋が落ちた事に気づいたその人は、あたしの涙にも気づいたようで
少し微笑みながら手を伸ばしてきた。
「どうしたん?お腹痛いん?」
「ひ・・・・・・・・ヒロォ・・・・・ッ」
愛しくて愛しくて、近づきたくても近づけなかったあの人が、
あたしの流れる涙を拭いてくれた。
雑誌やライブでは見れない5年前と同じ笑顔であたしを見てくれた。