「とりあえずさっ、次のグループが最後だからもうちょっと頑張ってよ!!!」
「うーん。」

リカには悪いけどもぅ帰ろう・・・そう思っていると、
ステージの照明が落ち、真っ暗になった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

真っ暗なステージにパッとライトが光り、4人の男の人達が歩いて来た。

「・・・・・・・・・・・ッ・・・・・・・・・。」

あたしの目の前に派手な髪の毛の男の人が止まった。
綺麗なピンク色の髪の毛の人。
切れ長の目に薄い唇。すらっとした鼻・・・。
胸ポケットには真っ赤なバラが刺さっていた。



一目で落ちてしまった。恋に・・・。