【真湖サイド】


すでに夜中の1時を過ぎてる頃。


「あぁ〜…痛い、痛いよ…。」


悠斗さんが陣痛の間隔を測ってくれている。誰かがそばにいてくれるだけでもすごく安心するけど、痛いものは痛い。


中「痛いよな…。」


本当は予定日まで2週間あったから、悠斗さんは急遽休みを取ってくれた。学会とか入ってなくてよかった…。


「無理ぃ〜…痛いよ…。」


中「本陣痛に入ってきたな。」


松「真湖ちゃん、そろそろ子宮口診るから、落ち着いたら分娩台移動しよっか!」


そう言われて、ベッドから分娩台に移動した。


松「横向きが楽だったら、横向いててね!」


言われた通り、横向きになると少し痛みが楽になった気がする。