真「1人で内診頑張ったの…嫌だった…。」


「偉いな。付き添えなくてごめんな。」


真「ううん、大丈夫。

……あれ?部屋…!」


さっきと部屋が違うことに気付いたらしい。


「あ、そうそう。真湖が寝てる間に移動したよ。さっきよりグレードアップしてるぞ。」


真「…別にそんなことしなくていいのに!」


真湖は、本当に普段から欲がないんだよな。


「普通は喜ぶところだろ。そういえば、もうすぐ世那がくると思うよ。」


真「えー、まだ眠いんだけど…。」


そう言いながら、真湖の瞼が下がって行く。眠いのは分かるけど、そろそろ一旦診察してもらわないと俺も不安だ。


「おーい、世那来るから寝ちゃダメだって。」