すぐにタクシーをつかまえて病院に向かった。


松「真湖ちゃん、こんにちは!」


病院に着くと松崎先生が待っててくれた。松崎先生の笑顔って本当に安心する。


松「破水してるかもしれないんだよね?とりあえず診察させてね!」


「え、えっと…はい…」


今まで定期検診とかは悠斗さんがいたし、1人で診察されたことはないんだよね…。


松「1人だと、不安だよね…。真湖ちゃんから連絡来たときに悠斗には電話したんだけど繋がらなかったんだ。ごめんね。」


私の心を見透かしたような答えが返ってくる。


松「でも、今はあまり時間ないんだ。」


確かに、ここはグダグダ言ってる場合じゃない。


「…お願いします。」


松「ん、お願いされます!大丈夫大丈夫。そんな不安な顔しないで。きっと悠斗もすぐ来るよ。じゃあ内診台に座って待っててね!」