中「ごめんな、気付いてあげられなくて。」


背中を摩ってくれる手は優しいんだけど、逆にそれが気持ち悪さを増してる。


「ううん、大丈夫…あんまりナデナデしないで…もっと気持ち悪くなっちゃう…。」


中「吐いちゃったら楽になるんだけどな…。」


「ん…分かってるけど…うっ…」


中「ちょっとごめんなー。」


「オェゴホゴホオェ…」


吐き気の波がきたと同時に悠斗さんに背中をドンっと叩かれた。


中「辛いな。全部出しちゃったら、楽になるから」


「オェゴホゴホ…ハアハア…スッキリした…。」


中「はい、うがいしちゃおう。」


「ありがと…ハァハァ…。」