どんな寄生虫を見ても、気持ち悪さなど全く感じなかった。むしろ玲奈にとって寄生虫は宝石よりも美しく、愛おしいものに見えるのだ。この感染症研究センターにいることも、前はとても楽しかった。しかし、今は苦痛でしかならない。
「透……。助手なら早く助けに来い……!」
そう呟く玲奈の声が震えた。
玲奈がいなくなって数日が経過した。新聞を見ていた透は、「えっ!?これって!!」と驚きの声を上げる。
「どうしたの!?」
料理の手を止めて美咲が飛んできた。透は「見てください、これ」と新聞の記事を見せた。
「えっ!?××市で不審死の男性の遺体が発見されてその遺体のそばには「E」と書かれたカードが置かれていた!?これって……」
「村田刑事に連絡しないと!!」
透は村田刑事にすぐ電話をかけた。もうアルファベット事件は起きないと思っていたが、また起こった。今度はどんなメッセージを犯人は伝えようとしているのだろう。透の胸が緊張で締め付けられる。
「透……。助手なら早く助けに来い……!」
そう呟く玲奈の声が震えた。
玲奈がいなくなって数日が経過した。新聞を見ていた透は、「えっ!?これって!!」と驚きの声を上げる。
「どうしたの!?」
料理の手を止めて美咲が飛んできた。透は「見てください、これ」と新聞の記事を見せた。
「えっ!?××市で不審死の男性の遺体が発見されてその遺体のそばには「E」と書かれたカードが置かれていた!?これって……」
「村田刑事に連絡しないと!!」
透は村田刑事にすぐ電話をかけた。もうアルファベット事件は起きないと思っていたが、また起こった。今度はどんなメッセージを犯人は伝えようとしているのだろう。透の胸が緊張で締め付けられる。