「ケイー、あきさーん」


「ユッコだ」

ドドドッ、と独特のノック。

突然の友の参戦に、晶が声をあげた。

笛田 結子だ。

パタリとドアが開き、レジ袋を手にし、ニコニコと笑う結子が登場。

「煎餅買ってきたよー、あきさんが大っ嫌いな固ァい煎餅~(←S)」


あきさんこと晶は脱力したようにベッドに背中からダイブした。

「醤油?サラダ?」

レジ袋を受けとり、花伊は尋ねた。


よっこらせ、と座布団に座る結子。

「醤油煎餅 醤油抜き味」

「プレーン?プレーン?」

重たげにベッドから頭だけをあげた晶。

「いんや、無味無臭」

「「無味無臭www」」